MESSAGE医師の先生方へ

共に働いて頂ける医師の先生方を広く募集しております

複数名の医師がチームとなり助け合い、地域医療を支えるクリニック

医師の先生方へ

小児科医は医学部を卒業後、大学の医局か市中病院かで研修を積み、夜間当直や救急外来、NICUなどで揉まれ、専門医試験を受け、晴れて一人前の小児科医となります。その後、大学病院で勤務する先生、市中病院で勤務する先生、医局人事で動く先生、大学院に行く先生、海外留学をされる先生、バイトをメインでされる先生など、さまざまな勤務体形があります。

少なくとも、病院勤務の先生の中には、当直やオンコールで四六時中働いている先生もいらっしゃいます。そのような先生達のおかげで小児救急医療は成り立っております。ただ、小児科医の先生の中には、子育て中でそのような勤務ができない、あるいは、体力的に持たないという先生もいらっしゃいます。

また、「自分はこういう医療をやりたい」と熱い思いを持っていたとしても、病院の中では必ずとも実現できないことがあります。それゆえに開業医を目指す人も多いのですが、医師1名体制の開業では、診療に加え、労務・人事・採用・経営・広告なども行う必要があり、学会参加や自己研鑽に励むゆとりも、リフレッシュ休暇も取ることも難しく、疲弊することがあります。

医師の先生方へ

そこで、小児科医としていろいろな勤務体形の選択肢があってもよいのではと考え、複数名の小児科医がチームとなり、お互い助け合い、小児科クリニックにて、地域の小児医療(プライマリーケア)を支え合うことで、小児科医としてのQOLの向上、ひいては、より末永く、安定した小児医療を提供できると考えております。

その上で、それぞれの医師がそれまでに積み上げてきた経験とスキルを最大限発揮し、やりがいを感じられる環境を整えることを大切にしています。画一的で通り一遍の方針やシステムにて、診療自体の幅を雁字搦めにして、今までの経験とスキルを活かせずに、ただ数をこなすだけのクリニックよりは、一人ひとりの医師が専門分野を活かしながら、医療チームとして展開しながら地域のニーズに応える医療体制の方が、医師としてのやりがいと手応えを感じられるクリニックだと考えております。

医師としてやり甲斐と手応えを感じられるクリニック

医師の先生方へ

他のクリニックによっては、祝日や年末年始なども含め、365日診療するクリニックや、19〜21時の夜間帯診療、24時間の診療を行う施設もございます。もちろん、地域医療を支える上で、重要な役割を担っている事は事実ですが、都内であれば、救急病院や休日夜間診療所との地域の医療提供体制での役割分担、及び、クリニック勤務の小児科医の先生方のQOLを考え、祝日や夜間帯診療は行わない方針です。

以前、祝日や年末年始も、365日診療と謳っているクリニックに、常勤医として勤めていた先生とお会いした際、最大15日連続で勤務した事があり、精神的にも体力的にも疲労したという話を聞いた事がございます。土日や祝日はバイトの医師でカバーするという話だったそうですが、バイトの医師がつかまらない場合は常勤医師が出勤する事になり、結果としてそうなったようです。

医師の先生方へ

当法人は、地域のこども達とそのご家族のための、適正な小児医療およびアレルギー医療を重視しつつ、先生方の医師としての今までの経験とスキルを発揮し、やりがいを感じられる環境を整え、そして、クリニック勤務の小児科医としてのQO Lを整える事も大切にしております。特に、病院勤務医時代とは異なり、クリニックでの診療では、地域のこどもたちの成長を身近に見守ることができる事は、“町医者”としての醍醐味の一つです。

地域のこども達とご家族のみなさまにとって、“信頼される”クリニックを目指すメンバーに加わって頂き、先生方の今まで培ってきた専門性や経験、スキルを活かすことができ、医師としてのやりがいと手応えを感じて頂けましたら幸甚です。
ご賛同頂ける先生たちのご参加、ご協力をお待ちしております。

1. 当法人クリニックでの勤務形態

先生方のライフスタイルにあった、様々な働き方に、可能な限り、応えます。

常勤医(管理医師)としてのご勤務、非常勤医としての定期的なご勤務、スポットでのご勤務が行えます。常勤医、特に、管理医師(=院長)を担当して頂ける先生には、管理医師手当や特別手当など通常の医師報酬に上乗せをしております。また、常勤医(管理医師)の枠がない場合は、当法人の新たに開設する医院の院長としてご勤務して頂くことや、開業志向はあるけど一人では不安という先生の場合、希望の開業場所やどんな診療を行いたいかなどをヒアリングし、当法人の今までのネットワークを活かし、開業物件の選定・調査を含め、開業支援、そして、経営運営支援も行います(詳しくは下記の4をご参照ください)。

常勤医としては、週4〜5日ご勤務の先生が基本ですが、経験や資格などによっては、週3日からでも、社会保障付きの勤務形態の選択肢もご用意しております。非常勤医としては、月1回から、週1〜2日のご勤務まで、様様なご要望にお応えします。

2. 当法人クリニックでのご勤務のメリット

専門医資格、医師経験、診療姿勢・勤怠状況を尊重しております。

小児科専門医は、もちろん、アレルギー専門医や小児循環器専門医、発達専門医などのサブスペシャリティをお持ちの先生方には、小児一般診療や予防接種ワクチンなどに加え、専門外来を行えるようにサポートしております。先生方が今まで研鑽され蓄積されてこられたスキルと経験を、最大限活かせるように、環境整備を可能な限り行っております。資格、スキル、経験、診療姿勢・勤怠状況などに応じて、医師報酬面において、上乗せをしております。

具体的な優遇項目
  • 管理医師を担って頂ける先生
  • 診療姿勢や勤怠状況が優良な先生
  • 小児科専門医・指導医を取得済みの先生
  • アレルギー専門医・指導医を取得済みの先生
  • アレルギー専門医取得予定の先生、あるいは、取得意欲のある先生
  • その他、小児科に関わる、サブスペシャリティをお持ちの先生

アレルギー専門クリニックでのスキルアップ及び専門医維持サポート

当法人は、適正かつ正確なアレルギー診療を行える先生が増えることは、アレルギーで悩む患者さん達の利益につながると考えております。当院でのご勤務をして頂いている先生は、アレルギー専門医の外来診療を見学すること、勉強すること、アレルギー専門医からの指導を受けることができます。

当法人では、アレルギー専門医の外来見学指導や学会費・講習会などの医師サポート事業を行なっており、アレルギー診療を勉強したい先生がアレルギー専門医を取得することに対して、補助金制度をつくり積極的に支援しております。

既に、アレルギー専門医やアレルギー指導医の先生には、学会費・学会参加費など専門医維持に必要な費用の一部をサポートさせて頂いております。

3. 医師の先生への当院の支援制度

医師インセンティブ制度

季節労働者とも言われる小児科では、感染症の流行やインフルエンザワクチンなどにて、短時間で多くの患者さんへの対応を求められることもある環境下で、日々頑張って頂いている医師の先生に対して、頑張りが報われるべきであり、医師報酬という分かりやすい形にて、できるだけ還元されるべきと考えております。

  • 1日の保険人数やインフルワクチン件数などが、ある一定数を超えた場合に、その超えた数に合わせて、通常医師報酬に加えて、追加医師報酬という形で還元させて頂きます。
  • 診療時間外に、ある一定時間を超えて、患者様に対応して頂いた場合に、追加医師報酬をお支払いします。
  • 患者さんからの満足度アンケートなどにて高評価を受けた場合に、追加報酬をお支払いします。
  • アレルギー専門医などを取得された場合に、基本給(基本的な医師報酬)をアップします。
  • 年間の受診件数や売上が上がった場合に、基本給や年収をアップします。

医師シフト協力金制度

医師の先生の間で、お互い支え合う事がしやすくなる環境つくりをしております。医師の先生で、他の先生がお休みされる診療日にご勤務頂いた先生に、通常の医師報酬に加えて、“医師協力金”を上乗せさせて頂いております。1ヶ月前など事前に勤務変更が分かっている場合は、もちろん支給対象となりますし、当日〜数日前の直前でのご勤務時は、より高い医師協力金を支給させて頂いております。より気持ち良く、より助け合えるように、積極的にサポートしております。

医師キャリア&ジョブ支援制度

当方では、医師の先生方にとって、より良い勤務環境を整える事で、より良い医療サービスの持続的な提供を実現するため、以下の2つの支援事業を行なっております。

専門医取得・維持に関する支援事業

専門医維持・取得および新たな知識と技術の取得により、患者様やご利用者さまへより良い医療を提供するため、専門性の維持・取得・向上をサポートしております。具体的には、学会年会費や学会参加費、講習会参加費、専門医取得に関わる費用の一部のサポートを行なっております。

子育て支援事業

子育てしながらでも、勤務がしやすい環境整備を整えるため、勤務日にシッターを雇う、あるいは、学童などに預けてご勤務された場合、その費用の一部をサポートしております。

4. 継承前提での開業支援・医院開業支援・フランチャイズ契約などを視野に入れたご勤務

当法人では、今までの開業経験とスキルを活かして、当法人の理念と方針に共感し、継承前提での開業支援・医院開業支援・フランチャイズ契約などを視野に入れた勤務を希望される先生をサポートしております。

クリニック開業には様々な準備が必要です。まずは、開業場所・物件の調査・選定、物件との賃貸契約、開業・運営の資金調達、内装・備品・医療機器・WEB・予約システムなどの準備・設定、集患のための宣伝広告、地域医師会・保健所とのやり取り、そして、スタッフの採用・雇用契約などを行う必要があります。いち勤務医時とは異なり、診療業務に加えて、運営、経営、労務、採用、人事、経理、ホームページ・システム設定調整など行う事は多岐に渡ります。一人で全てを行おうとすると、借入(=借金)返済の緊張感もあり、始めは何とかなるかも知れませんが、そのうち、院長が休む=医院休診=収入減という構造がありますので全く休めない期間が長く続き、夜間・深夜・休日も診療以外の院長業務を行い、疲弊してきます。

そこで、当方には、クリニックの運営経営を専門とする事務局員がおりますので、以下のさまざまな形態でのご要望にお応えいたします。また、顧問弁護士、顧問社労士、顧問税理士・会計士がおりますので、法的な面、税務的な面、労務的な面を全面的にサポートさせて頂きます。診療以外の業務全般を担当し、院長先生が診療に集中できるサポート形態もありますので、柔軟に対応をさせて頂きます。

サポート形態(具体例)
  • 医院継承前提での開業勤務のお手伝い(始めは雇われ院長で、開院して数年後に継承)
  • 医院開業のお手伝い(物件選定から開業まで支援)
  • フランチャイズとしてお手伝い(ノウハウやマニュアル等の提供、ハード面の提供)
  • 事務長代行の業務委託(採用・人事・労務・税務などを担当)
  • 上記の複数組み合わせのサポート形態

上記の1−4に関して、ご興味がある先生は、ご遠慮なく、以下までお問い合わせを頂けましたら、幸いです。当方で、できる限り、サポートをさせて頂きます。

医療法人社団こどもハート 事務局
医師サポート担当:doctor-support@kodomo-heart.com
  • 氏名、電話番号、メールアドレス、医療機関名、要件などご記入お願いします。
  • 一週間前後にて返信をさせて頂きます。
  • お急ぎの場合は、080-3314-5810までお電話をお願いいたします。または、お問い合わせフォームからお問い合わせください。

参考資料

一般的なクリニック勤務のメリットとデメリット

※病院勤務時代にはよく分からないと思いますので、一般的なクリニック勤務との違いを簡単に記載させて頂きます。転職や就職される際に参考になれば幸いです。

病院勤務時代にはよく分からなかったですが、一般的なクリニック勤務との違いを簡単に、正直に、記載させて頂きます。転職や就職される際に参考になれば幸いです。
大きく違う点は、「ひと」「もの」「お金」の3つです。そのため、以下の要素が出てきます。

病院クリニック
ひと複数の医師が勤務医師1〜2診体制(※1)
もの設備やスペースが広く、豊富な物品設備やスペースが狭く、物品が少ない
お金外来と入院の両方があり、強い資金体制外来診療のみで、外来患者数が全て
※1 これは患者数次第です。
病院クリニック
メリット
  • 複数名の医師のため、急な欠勤時に代わりの医師がサポートしやすい。
  • 複数医師の意見や知見を得られやすい。
  • 重症患者さんの治療経験や特殊なスキルを磨ける。
  • 論文、研究を行いやすい。
  • 日勤のみ。基本的には、準夜勤、当直、オンコール、年末年始はなし(※2)。
  • Common diseaseの経験とスキルを磨ける。
  • 患者さんにとって身近な存在となれる。
  • 自分が想う、Primary careを実践できる。
デメリット
  • 準夜勤、当直、オンコールがある。
  • 担当入院患者さんの診察のため、土日休日年末年始、関係なく、出勤の場合がある。
  • Common diseaseの経験がしにくい。
  • 外来担当がないと、患者さんとはほぼ入院時しか会わない。
  • 急な欠勤時などに代診医の確保がしにくい(※3)
  • 当直業務や救急的な診療経験を積むことは難しい。
  • 入院が必要な重症管理診療や特殊なスキル習得は行えない。
  • ひとり医師のみだと治療が偏る場合がある。
※2 一般的なクリニック診療は平日1日と日曜休みですが、クリニックによっては、祝日、休日、年末年始、365日診療する所や、19−24時の準夜間帯にも行うところもあります。その場合の勤務条件で注意が必要です。年収を2000〜2500万円などと通常よりも高額に見せつつ、曜日固定・時間固定ではなく、「週40時間」勤務という条件の場合や「週5日」勤務という条件があります。その場合、土曜、日曜、祝日などの連続勤務もあれば、12時〜21時まで勤務が連続といった場合もあり得ます。目先の年収に囚われがちかもしれませんが、勤務条件をしっかりと見極める事も非常に重要なことです。
※3 ひとり開業クリニックでは、医師(=院長)が休む=休診=減収という構造があります。ただ、複数名の医師でクリニックを運営している場合は、病院と同じく、お互い助け合う事もできます。