おたふく
「ムンプスワクチンは2回接種が推奨」
流行性耳下腺炎とも言います。ムンプスウィルスというウィルスに感染して起きる病気で、主に、耳の下にある唾液を出す組織、耳下腺が腫れて、痛みがでます。7割方は右左とも症状がでますが、片方のこともあります。特効薬はなく、対処療法(熱や痛みには解熱鎮痛剤など)となります。診断は症状で行いますが、症状が不確かな場合や繰り返す耳下腺炎の場合は血液検査にて判断します。
ただし、検査結果がでるまで1週間前後はかかるため、症状からムンプス疑い又はムンプスと診断された場合は少なくとも6日間(腫れる症状がでた日+5日間)は登園・登校ができません。おたふくかぜで注意したい合併症は、髄膜炎・脳炎、難聴、精巣炎(成人)です。
予防が大切で、ムンプスワクチン(1歳時、5-6歳時の計2回)の接種をお勧めします。