水痘
「いわゆる“みずぼうそう”」
水痘ウィルスによる感染で、全身に水疱を伴った発疹が特徴です。発赤疹→水疱→痂疲(かさぶた)の3段階を経ます。発熱や嘔吐、痙攣などを伴うこともあります。通常の風邪とは異なり、感染経路が空気感染であるため、非常に感染力が強いです。同じ空間にいるだけで、接触せずとも感染します。
水痘には抗ウィルス薬と外用薬があります。内服すると、1~3日ほどで解熱、症状軽快することが多いですが、発疹を掻きむしってしまうと、ばい菌が入り、化膿し、“とびひ“(伝染性膿痂疹)となることがあるため、”カチリ“という殺菌・痒み止めの塗り薬を使用します。
保育園や幼稚園、学校には、全ての発疹が痂疲化するまでは行けませんので、治癒するのに概ね5~7日程度かかります。ただし、2014年10月から水痘ワクチンが定期接種となり、定期接種後のお子さんが感染することはほぼなく、定期接種化前で接種を受けてないお子さんが罹ることが多い状況になっております。