溶連菌
「正式にはA群溶血性連鎖球菌という細菌感染症」
のどに感染して、咽頭痛、イチゴ舌、発熱、発疹などの症状がでます。主には学童でかかることが多いですが、乳幼児でも大人でも罹ります。咽頭(のど)の検査で、10~15分程度で診断できます。インフルエンザ検査とは異なり、熱がなくても、熱から早期でも、検査ができます。
溶連菌はウィルスではなく、細菌であるため、抗生剤治療が有効です。抗生剤は10日間のタイプ(ペニシリン系)と5日間のタイプ(セフェム系)があり、有効性は同等と言われております。抗生剤内服を開始し、通常は2―3日で症状軽快しますが、ぶり返すことや合併症(腎炎やリウマチ熱など)があるため、処方期間全てちゃんと飲み切ることが大切です。
保育園や幼稚園、学校は解熱後24時間経過していれば、登園・登校できます。また、溶連菌には何種類か型があるため、1回だけではなく、何回も罹ることがありますので、1回罹ったからと言って安心はできません。1年に5~6回罹った子もいました。