吹田SSTこどもハート・アレルギークリニック|小児科、アレルギー科、新生児科

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お知らせ

インフルエンザ薬の予防投与について

2024.10.04

吹田SSTこどもハート・アレルギークリニックです。

感染状況等を踏まえ、インフルエンザ感染予防を目的とした抗インフルエンザ薬の
予防投与に関して、当院での方針をご案内いたします。
※インフルエンザウイルス感染に対する予防内服に関しては、診察した医師の判断となります。

使用薬剤
タミフル(錠剤)、イナビル(吸入)、リレンザ(吸入)
※医師の判断により適切な薬剤を処方いたします。

予防投与の費用(自費)
予防投与は保険適応外となるため自費診療となります。
*ご来院の場合:4,000円(税込)
*オンライン診療の場合:6,000円(税込)
※オンラインはクロン限定となります。クロンの手数料は別途発生いたします。
※薬剤に関しては、別途調剤薬局で費用がかかります。
※薬局によって異なりますが、薬局にて約5,000~6,000円ほどの費用が掛かります。

診察料金と処方薬料金を合わせて、1万円前後のご用意が必要になります。


◎ 注意事項
予防投与の対象者

薬剤の添付文書上における予防投与は、「インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である下記の者」が対象となります。

高齢者(65歳以上)
慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
代謝性疾患患者(糖尿病等)
腎機能障害患者
薬剤の安全性はある程度確認されておりますが、添付文書上にないご対象者への予防投与については、大きな副作用が出た場合、厚生労働省の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外になる可能性があります。

処方を受けるご本人の受診
処方を受けるご本人の受診が必須となります。
※予防投与の診察も医師法に則った医療行為になるため、医師法第20条により無診察治療が禁止されております。

予防投与開始時期
インフルエンザ発症者あるいはウイルス排泄期間(発症2日前から発症日まで)にある方と濃厚に接触した場合で、接触後48時間以内に抗インフルエンザ薬を投与することが推奨されております。接触後48時間経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていません。

投与中のインフルエンザの発症
予防内服中にインフルエンザが発症した場合には、医師の判断のもと、インフルエンザの感染時の「治療」を開始します。検査、処方の必要性は、診察した医師の判断となります。

予防投与量
< タミフル >
成人:オセルタミビルとして1回75mgを1日1回、7~10日間、経口投与
小児:オセルタミビルとして以下の1回用量(2mg/kg)を1日1回、10日間、経口投与
   ただし、1回最高用量はオセルタミビルとして75mgとする。
< イナビル >
成人:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与
   また、20mgを 1日1回、 2日間吸入投与することもできる。
小児:10歳未満の場合、ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを単回吸入投与
   10歳以上の場合、ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与
   また、20mgを1日1回、 2日間吸入投与することもできる。
< リレンザ >
成人:ザナミビルとして1回10mgを1日1回、10日間吸入投与
小児:5歳以上のみザナミビルとして1回10mgを1日1回、10日間吸入投与
※1回10mg=5mgブリスターを2ブリスター処方

以上の内容をご了承の上、予防投与を行っていただきますようお願いいたします。
ご不明点等ございましたら、メール、窓口、診察時などに遠慮なくお問合せ、ご相談下さいませ。
お問合せはTEL: 06-6192-5810
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