先天性心疾患
産まれた100人のうち1人に心臓の病気を持った子がいます。先天性心疾患といっても、穴が開いていたり、血管や弁が細かったり、心臓に4つあるはずの部屋が3つしかなかったり、大動脈と肺動脈が逆についていたりと様々です。最近は胎児期(妊娠中)のエコーで分かることも多くなってきました。
心臓疾患の病状は大きく分けて、外来で経過を診ることができる場合(時に、内服加療)と心臓カテーテルや手術が必要な場合があります。後者の場合はカテーテルができる施設や小児心臓外科医がいる施設で診てもらう必要がありますが、前者の場合は当院で診ることができます。自然閉鎖・治癒を目指せることも多いので、外来経過観察のみで終了することもあります。もちろん、カテーテルや手術が必要な場合は適切な時期に適切かつご希望の病院へ紹介させて頂きます。
遠くの病院への通院でお困りの方やセカンドオピニオン的な意見を聞きたい方など、ご相談頂けましたら診させて頂きます。また、RSウィルスに対するパリビズマブ(シナジス)の接種もできますので、ご相談ください。