アデノウィルス感染症
「アデノは発熱期間が長い」
高熱や目脂、咽頭痛、咳、嘔吐、下痢の症状がでることがあります。咽頭炎と結膜炎を伴った場合は咽頭結膜熱(いわゆる“プール熱”)、結膜炎のみの場合は流行性角結膜炎(いわゆる“流行り目”)になります。プール熱と言われるように夏場に流行しますが、冬でも、春でも流行ることがあります。保育園・幼稚園・学校への登園・登校は、“主要症状消退後2日”経過してからで、通常は登園・登校許可書が必要です。
38~40度ほどの高熱で、発熱期間が平均して5日前後はありますので、2~3日で解熱することもあれば、7~10日前後発熱が持続することもあります。水分摂取ができない、夜間も咳で眠れない、5日以上の発熱の場合などは、入院しての点滴加療が必要となることがあります。アデノウィルスの中に、症状が強くでる型があるため、注意が必要です。