天六こどもハート・アレルギークリニック|小児科、アレルギー科、小児内分泌内科

天六こどもハート・アレルギークリニック|小児科、アレルギー科

アトピー性皮膚炎・乳児湿疹・乾燥肌

アトピー性皮膚炎とは、悪くなったり、良くなったりを繰り返す、痒みを伴う湿疹の病気です。乾燥肌がベースにあり、肘や膝、首、眼の周囲、耳の下など乾燥しやすく、湿疹がでやすい部位があります。特に、冬場で乾燥が激しい時期に悪化することや、こどもの場合は夏場でも汗やプールの塩素で痒みが悪化し、とびひ(伝染性膿痂疹)になることもあります。

基本的な治療はスキンケア(=清潔と保湿)とステロイド外用治療です。ステロイドに関しては悪いイメージを持たれている方もいらっしゃると思いますので、メリットとデメリット、使用方法についてしっかりと説明をさせて頂いた上で治療方針を相談させて頂きます。場合によっては、まずはスキンケアのみで経過を診ることもありますので、ご相談下さい。

また、2歳以上であれば、長期使用の副作用が比較的少ない“プロトピック”という免疫抑制外用剤の使用も検討できます。これはステロイドが長期使用(例えば、3か月間など)すると、皮膚が薄くなったり、色素沈着したり、逆に赤みが増したりといった副作用がでてくるのに対して、プロトピックは3か月から6か月間使用しても前述のような副作用はでずに炎症を抑える効果があることが優れている点です。プロトピックの効果が出てくるまでは、1~3か月間ほどかかりますが、しっかりと使用していると、ステロイドを使用する頻度・量が着実に減ってきます。ただし、塗り初めはしみたり、赤みが増すことがあったり、湿疹がひどい状態の時には塗らない方がよかったりと、いくつか注意点がありますので、処方時に説明をさせて頂きます。

また、当院ではアトピー性皮膚炎に対する漢方薬治療は行っておりませんので、ご了承下さい。乳児湿疹は生後2-4か月ごろがピークになる湿疹です。基本はスキンケアですが、場合により、ステロイドが必要になります。ひと昔は自然に治るから放置しておくことがありましたが、最近は、荒れている肌から食べ物やハウスダストが付くことで、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、気管支喘息などの発症に関係していると言われています。ですので、お肌をつるつるに保つことが大切です。当院ではスキンケアの仕方やステロイドの塗り方、塗る量など具体的に説明と指導をさせて頂きます。
お問合せはTEL: 06-6355-5810
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