子どもはそれぞれ身長や発育には個性があります。発育のパターンとしてゆっくり伸びる子どもや、早く伸びてその後はあまり伸びない子どももいます。
子どもの身長が気になる場合には、成長曲線で評価します。基準範囲内であっても急激に伸びが悪い場合や、基準値以下であれば早めの受診をお勧めします。また、身長が伸びすぎる時にも思春期早発症や甲状腺機能亢進症などの病気が隠れていることがあります。
成長ホルモンや甲状腺ホルモンの病気、染色体の病気や、子宮内発育遅延(SGA性低身長症)など成長ホルモン治療対象となることがあります。身長はよく伸びる時期とそうではない時期があり、男の子では声変わり、女の子では月経が始まると身長の伸びはゆっくりになります。子どもの身長が心配な場合は、早めのご相談をお勧めします。
受診時には、母子手帳や身長・体重の記録を持参ください。